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ジュブナイル制作話

2009年01月24日 17:45

最初にジェミニを作った事からも分かるように、僕は元々R&B、Hiphop寄りの音を
得意としていまして(でも出てくるメロディは大分歌謡曲なんですが)。それで
ジェミニ→花曇と、そういった匂いの入った曲を作っていたのですが、やってて
どうにも違和感がある、なんか表現仕切れてない。そんな思いが強くなっていってたんですね。
そこを現在のVocaloidじゃ表現の幅に限界があるからだと解釈して、当時ミクを買ったのを
切欠にVocaloidとより親和性のあるエレクトロミュージックにシフトしていこうとしたんです。
それが「東雲スクランブル」から「Sweetiex2」までの流れですね。
慣れないジャンルに挑戦するのは楽しかったし、ちょっとずつ音も"らしく"なって来てたし
それはそれで良かったんですが、最近スランプに陥ったのを切欠に、ブラックミュージックを
また聴き始めて、あーやっぱこういうのもやりたいなー、と。それで肩の力を抜いてやりたい事
をやったのが「ジュブナイル」なんです。

本来はもっとタフなトラックにタフなリリックを乗せるつもりだったのですが、昔の職業柄
どうしても歌手に沿わせて曲を作ってしまうという癖が出ちゃうんですね。元々Hiphopは
ラッパーにとってのリアルをフロウに乗せてラップするのに大してVocaloidにはリアルそのもの
がありません(笑 Vocaloidのバックグラウンドを考えた時に浮かぶのはユーザーが考えた
設定ですが、そこらは「下克上」で既に見事に使われてて二番煎じの感じが否めません。
後は自分としてはそういうお約束事を知らない人にもすんなり曲に入ってこれるように
したくて、その二次設定で行くのもボツに。そうなるとなんだろう、一般的な歌で歌われてる
ようなテーマ、恋愛、成長、別れ。そこらへんに絞られて来ます。成長は花曇で一度テーマに
したし、別れはあまり得意ではない、ということでまたぞろ恋愛の歌になってしまいました。

14才だとどんなラップが相応しいのか散々考えもしました。向こうだったら古くはクリスクロス
や最近だとリルバウワウとかですか、色々調べてみましたがピンと来ず。年齢的にガッツリ
ライムを踏んでると逆に浮いちゃうんじゃないかという結論に達しまして、あえて韻の踏み方は
ささやかに、まだまだソフトパワー的に表現力に乏しいのである程度のメロディをつけて
華やかに、そんな感じで仕上げてみました。試行錯誤しながら14歳なりの歌詞をつけて行って
正直これどうなんだろう(苦笑 とも思っていましたが、思いのほか好評で胸を撫で下ろして
います。歌詞に関しては作詞途中から色々意見を聞かせて貰っていた人がいまして、お陰で
これでいこうって踏ん切りが付く事が出来ました。君のお陰です、本当にありがとう。

トラックに関してはまた自分で8小節ぐらいのテンポ半分ぐらいのサンプリング用の曲を
作って取り込んでカニエ・ウエストが得意としてるようなレコードの回転数を上げた感じに
したかったんですが上手くいかず。うん、あれはやっぱコロ助だよなぁ、、、ww
日本では向こうの最前線のものより数年経ったものの方が受ける傾向があるので、全体的に
古めな感じも指向してみました。なので別段凝った事はしてないのですが、ここ4、5年の
流れのひとつのハイハットに依存しないグルーヴ作りというか、キック&スネアとウワモノで
リズムを構築していく感じだけは上手くいったと思います。今回の収穫はそこかな!

後は鬱ソングとかリア充死ねぇぇぇぇ!とか言われてるかたw、作ってる僕もリア充とは
言い難い生活をしてるので大丈夫ですよ!(何が?) あれですね、妄想力 for the winですね。
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コメント

  1. ウォルター | URL | 3fP8K/.I

    Re: ジュブナイル制作話

    初めまして、書き込み失礼いたします。
    ここ数日Dixieさんの曲を聴かせていただいてますが、昨日「ジュブナイル」を拝聴し、いてもたってもいられなくなりこちらにお邪魔した次第です。


    ブログを拝見していますと、R&B/Hiphopに相当精通されているのですね。「Sweetiex2」を拝聴したときには、「これは、もうただものじゃない!」とかなり興奮したのですが、やはりそういうルーツをお持ちとのことで、妙に納得致しました。本当に素晴らしい作品ばかりで、「日本にもこういうことが出来る人がいたんだ!」と、只々驚いています。


    自分はずっとAORものばかり聴いて育ったのですが、最近のテクノポップブームも相まって、色々聴いているうちに自分もやってみたくなりました(笑)。元々音楽はやっていたのですが、プリセット症候群と言いますか…どうしてもっとシンセの勉強をしてこなかったのだろうと、今になって後悔しています(汗)。その点、R&B寄りとおっしゃるDixieさんが、あれほどバリバリのテクノサウンドを仕上げられているのを拝見すると、本当に脱帽してしまいます。サウンドエディットのコツや使用機材等、ブログで紹介していただけたら嬉しいのですが…ご検討いただけたら幸いですm(__)m


    長々とスペースをお借りしてすみませんm(__)m
    これからも応援させていただきますので、活動頑張ってください!!

  2. Dixie | URL | defC7QkY

    Re: ジュブナイル制作話

    感想ありがとうございます!
    どうなんでしょう、自分自身はアマチュアですしもっと高いレベルで
    創作活動されているプロの方は沢山いるので、自分程度の知識を
    開陳したところで大したものは無いだろう、とは思ってはいたのですが、
    こんな私の音でも何らかの役に立つならば、何かしら書いて
    みようかな、と思いました。不定期更新ですし、かなりな
    遅筆なので、期待せずにたまに寄って貰えれば幸いです。: D

  3. ウォルター | URL | 3fP8K/.I

    Re: ジュブナイル制作話

    レス有難うございますm(__)m
    今日はずっとこちらに居座っておりまして、過去ログ拝見しておりました。「どんな人が作ってるんだろ?」とこちらにお邪魔したところ、コールドウェルやフランクスの名前があがっているではないですか!!何と言うか、とても嬉しくなり、つい書き込みを…(汗)。


    Dixieさんの作品は、楽曲の良さはさることながらサウンド面でも大変勉強になります。きっと、そう思ってる方が多いのではないかと思います。僕が気になったのは、フィルターの使い方や空間系の処理です。ギターの音もすごい綺麗だったので、どうやって録ってらっしゃるのかと…。


    色々と不躾にすみませんm(__)m

  4. Dixie Flatline | URL | defC7QkY

    Re: ジュブナイル制作話

    >ウォルターさん
    コールドウェルやフランクスは一時期凄いはまってましたねぇ。今は
    作ってるジャンルは違うのですが、どこかしらそういう要素が出ている箇所も
    あるかも知れません。ウォルターさんのファミリーネームはベッカーですか?
    当時はスティーリー・ダンも相当聴き込んでました(笑

    ギター、、、で思いつくのは花曇のアコギかSweetiex2のアコギカッティングか
    ミクランティカの歪んだギターですが、自分はどれもNative Instrumentの
    KONTAKT3+Guitar Rig3で作ってますね。凝ったフレーズになるとその組み合わせ
    だと厳しい面もある為、良いギター音源を探し中です:s
    本当は弾けるのが一番良いんでしょうが、、、(笑

  5. アキロー | URL | nLU5wC3.

    Re: ジュブナイル制作話

    初めまして、夜分遅くにすみません、
    アキローと申す者です。
    最近『ジュブナイル』を知り、あっという間にDixieさんの楽曲にハマり、動画にあったアドレスからこちらへ来ました。

    製作話を拝見して、
    なんだか自分の中に抑えられないものを感じたので
    この場をお借りして書かせていただきます。

    正直なところ、こんなにも考えられて曲を作られたとは思ってもみませんでした。
    また、ジュブナイルに限らず、Dixieさんが作られたどの楽曲も
    血が通っているというか、人間くさいというか、
    音の1つにまで考えをめぐらせて作られているんだなということを感じることが出来ました。
    (※決して、考えもなしに楽曲を作っていたようなイメージを持っていたわけではないです。)

    恥ずかしながら、私も近々Vocaloidを使って楽曲づくりを始めようと思っているのです。
    今はまだいろいろと就職試験や資格試験などやらなきゃいけないことがあるので、
    それが終わったらやろうと思っています。

    Dixieさんの曲を聞いて、
    「こんなことまで出来るんだ!!?」という感動が半分、
    「自分じゃあ絶対こいうった音楽は作れねぇなぁ…」という挫折が半分、
    というのが本音です。
    Dixieさん以外の方でも感じていたことですが、
    こちらへ来てそれをより強く痛感しました。

    私は今までは、学校の音楽の授業で習った程度・3和音しか出ないケータイの作曲モードで好きな曲を耳コピで作る程度しかやったことがありません。
    本当に、素人にうぶ毛が生えた程度です。
    無論、音楽作りにはそれ以上のものを使うわけですが、
    こちらのお話を聞いて、自分の表現したいものと自分のセンス・技量のギャップに打ちのめされた感じです。

    まだ始める前からこんなんじゃいけないとは自分でも思いますが、、、
    ともかく必要とするエネルギーは、
    自分が思うよりも計り知れないものなのだなと思いました。

    ええとすみません、何が言いたいかというと、
    もしよろしければ、ちょっとだけ挫けそうな私に、ほんの少しでもいいのでお言葉を頂きたいのです。
    Dixieさんの楽曲は私の目指すところに近い、と私は思っています。
    本当に凄い方なんだと仰ぎ見ています。
    初対面の分際で唐突に不躾だろうとは思いますが、どうか宜しくお願いします。
    長文を失礼致しました。

  6. Dixie Flatline | URL | defC7QkY

    Re: ジュブナイル制作話

    >アキローさん
    思いのこもった感想ありがとうございます。

    曲作りに関しては、、、どうでしょうねぇ。自分は割と年がいってて
    作曲ももう十年選手どころでは無くてですね、その長い間にあぁでもない
    こうでもないと試行錯誤を繰り返して、こんな所に辿り着いただけなんですね。

    自分も中学の頃に音楽を始めた時は、バンドって楽しそう!もてそう!(苦笑
    みたいな動機でしたし、DTMというか打ち込み始めた頃だって、今のようには
    考えていませんでしたねぇ。ひたすら楽しい事楽しい事を求めて音で
    遊んでいたような記憶があります。なので、一足飛びに私みたいに
    小難しく考える必要は全くなくて(笑 自分のペースで楽しむってのが
    一番大事なんじゃないかと思うんですよ、うん。

    DTMの敷居は昔僕が始めた頃と比べると劇的に下がっていると思うので、
    肩肘張らずにまずは楽しんでみるのが一番ですよ。:D

  7. アキロー | URL | nLU5wC3.

    Re: ジュブナイル制作話

    早速のご返答、本当にありがとうございます!
    なるほど、「自分で楽しむこと」ですか。
    Dixieさんのお言葉を頂いてよくよく顧みると、私のやろうとしていることに使命感のようなものばかり感じて、自分自身も楽しもうという気持ちをどこかに置いていたような気がしました。
    というより、少しだけ焦燥に駆られていたのかもしれませんね、、、お恥ずかしい限りですuU。
    曲作りを始めたら、もっと余裕を持って、じっくりと、楽しみながら、自分のやりたいことに向き合おうと思います。
    重ね重ね、本当にありがとうございました。

    アルバムも発売が決まってますますご隆盛と思いますが、
    草場の陰からからDixieさんのことをこれからもリスペクトしてゆきます!こちらのHPにもたびたび参りますのでよろしくお願いします。応援しておりますので、頑張ってください!!☆

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